秋田県発!秋田のフリーペーパー【あおぽ(青いポスト21)】|「あおぽ」は秋田市内のほぼ全戸にポスティング。さらにチラシの選別配布ができ、的を絞った情報発信が可能です!魅力的なトピックスとともに、地域の企業・店舗・教室・求人情報などを載せており、高いレスポンス実績があります。秋田県ネットユーザーアンケートのフリーペーパー部門にて第一位の連覇実績。一番多くの方に読まれています!
五井野正博士の世界

チェルノブイリ事故から20年(3)

4号炉(事故炉)内部撮影に成功!!(日本人初)

報道できたのは週間現代とTBS、新聞ではあおぽだけ!

 チェルノブイリ原発事故から20年とあって大手新聞社が競って取材合戦を繰り広げていることを前号でお知らせした。
 読売新聞が3月7日の夕刊トップで「放射線なお許容の90倍」の見出しで原発から4キロ離れた地点、朝日新聞は3月22日の夕刊トップで「放射線振り切れる針」との見出しで、原発の西1・5キロ地点、さらに3月23日の毎日新聞夕刊トップでは事故のあった4号炉の石棺から500メートル地点まで取材にせまった。
 しかし、大手新聞社の取材記事をよそに国際ジャーナリストでゴッホの日本文字解読者でお馴染みの五井野正名誉教授(ウクライナ国立ポルタワ工科大学名誉教授・ウクライナ国立芸術アカデミー名誉教授)を団長として4カ国総勢8人で結成されたチェルノブイリ原発事故国際調査取材班が今年3月19日ウクライナ国のチェルノブイリ原発4号炉(事故炉)手前200メートル限界地点と4号炉の中に突入していたことを特集2で紹介した。
 そこで、今号からはいよいよ世界中のメディアが注目している4号炉内部の写真を公開するとともに引き続き五井野博士になぜ危険を冒してまで4号炉に行くことになったのか、その理由等をインタビューしてみた。

4号炉に入ったアートメディア委託TVカメラマンが語る!!

 実際に4号炉に入ったアートメディア委託TVカメラマンに心境を聞いて見ると「見た目の恐怖心は全くなかった。ただし、怖かったのは取材が終わって出る時だった。出口には放射能測定機があり、その前に立った時間は10秒か15秒位だが“もしかしたら…”と思うと恐怖心で非常に長い時間に感じた」と述べた。
 また「4号炉に入る前に防護服等を着用し、入る直前、再度マスクが鼻にぴったりくっついているかどうかの厳しいチェックがあった。これは中の空気を吸うと放射能の塵があって危険なため吸わないようにとのことでした。そして中では付着している放射能が飛ばないように騒いではいけない、壁や機器類には触ってはいけないという注意を受けました。4号炉から出た時はさすがに皮膚の露出部分はしっかりと洗い流しました」と語った。

原子力発電の代替として天然ガス発電の提案!!

●話し手…国際ジャーナリスト 五井野正名誉教授
○聞き手…あおぽ編集長 石塚由紀子

身をもって被災の実情を知る

○ところでどうしてこのような危険を冒してまで4号炉に行くことになったのですか。
●これは私の一つのライフワークでもあります。日本は広島や長崎に原爆が落とされた唯一の原爆被災国です。日本は原爆、ウクライナは原子炉事故と被害の理由は違いますが放射能被爆の被害と言う点では全く同じだと思います。同じと言うよりはチェルノブイリ原発事故の方が広島・長崎の原爆よりはずっと被害が大きい。
 ところが旧ソ連という国の惨事だったからなのか、あるいは原子力政策の推進に障害となるのか、世界の国々はこの原子炉事故被害者を見捨てて大きな支援活動をしていない。そこで私はチェルノブイリ事故10年目を期にウクライナに行って救済活動を始めました。

○そういえば先生は広島・長崎の原爆の平和論文をチェルノブイリ事故から10年目に発表していますね。この論文は米国やロシア等の国々で多くの人に感動を与えたと言われています。そしてロシアの世界百科事典にも全文掲載されるということで博士の名前は歴史の人になりました。
 私はあの平和論文の中で「ヒロシマ、ナガサキの原爆の光を見て地球に降り立ったという意識が再びチェルノブイリという地球的汚染の中に生身の私自身を飛び込ませるのである」と言う言葉に感動しました。

●ありがとうございます。私はその言葉通り、9年前にはウクライナのキエフやポルタワで芸術家として絵画の展覧会を通して、さらに私が開発したGOPでキエフの国立がんセンターやポルタワの州立がんセンター、ホスピタル(生涯の最終病院)等でガンや白血病に苦しむ人たちを助けてきました。

○知っています。末期ガンの50人の子供たち全員がGOPを飲むだけで2・3日でベットから起きて病院の中や外を走り回り、どんどん奇跡的に治っていく姿が現地のテレビ番組で色々流されましたね。特に感動したのは「救済者」と言うタイトルの30分のドキュメント番組です。血圧が0から20で今日にも死ぬ老婦人をGOPで奇跡的に治していく姿が印象的でした。あおぽは秋田市内のホテルで博士の講演会と共にこのドキュメンタリーを上映したことがあります。
●そうですね。でも、その件については後で述べたいと思いますが、それから10年が経ち、そして今日チェルノブイリ原子炉事故20年目を迎えました。20年も経つともう殆どの人がチェルノブイリ原発事故は過ぎ去った過去として、放射能もないと思っているのではないでしょうか。しかし、放射能は何百年、何万年と残り続けます。また低レベル放射線の被爆でも20年後にはガンとなって現れてきます。ですからジャーナリストは現地を訪れてチェルノブイリの現実の姿を世界に知らせなければなりません。
 その件もあって私は前から念願だった原子炉4号炉をこの眼で見ることと、原子炉事故の大惨事を直接に私の身体で感じる必要性を考えていました。
 つまり私の生身の身体で現地の人と同様に放射線を浴びながら少しでも被災者の苦痛や恐怖等を理解し、それを世界の人々に訴えることが責任あるジャーナリストの立場と思ったからです。平和・平和と題目のように唱えても言うは易く行うは難しですからね。
 そして身をもってこそ人々の共感を得られるというもの。ですから現地に来てどうしたらこの様な惨事が二度と起きないのかを考えたり、また、どうやって放射線によって受けたダメージを元に戻すかの方法を見つけ出すことが大きな目的でした。

身体に放射能の影響が起きる!

○と言うと、やはり4号炉に行った後の放射線の影響はあったということですか?
●私の場合は頭が少し痛くなったのと身体や顔が少し浮腫んだこと、そして何よりも足の動脈血管が浮いて靴擦れして痛くなったことです。又鼻血も何回も出ました。そして全員が共通することは日本に帰って2・3日は階段を上ることがきついということでした。もちろん4号炉に行く前に全員に私の開発したGOPを飲ませたり、顔や首、手など空気にさらされる場所にはGOPクリームを塗ったりしていたから症状はかなり軽く済んでいると思います。それでも放射線の影響は多少今でも残っています。
 でも一番危険なのは、低レベルの放射線を長く被爆した場合、数年あるいは10年、20年たってから突然に白血病やガンに侵されることです。

○どうして後から症状が出てくるのでしょう?
●それは放射線が遺伝子を壊してしまうからです。多くの細胞は遺伝子が壊れることによって死にます。しかし中には死なない細胞も出てきます。それがガン細胞化して増殖するのですが人間が元々持つ免疫力によって阻止されます。しかし免疫力のほうが弱いと生き残ったガン細胞はどんどん増殖して数センチ位の大きさまで巨大化してきます。しかし、この大きさまでなるには10年20年と時間がかかるのです。

○へぇー、成る程、ガンの病気がよく判ってきました。そしたら今は大丈夫だけど後になって大変なことになる心配も出てきますね。
●そうです。でも、それもGOPを飲むことによって防ぐことが出来ます。防ぐことが出来ると確信しているからこそ、あえて危険な場所に行けたと思います。
 またウクライナ政府や事故炉の管理者もGOPがガンの予防薬や治療薬に大変効果があると理解しているからこそ私に特別に許可をおろしたとも言えるのではないでしょうか。

○私もそう思います。

原子力発電の代替にガス発電が安全で環境にクリーン!

●しかしGOPがあるからといっても放射能の危険性が減るわけではありません。問題は原子力の平和利用といっても原子力事故はいつか又起きます。事故は絶対に起きないと言う保障はないのです。地震やその他の天災事故、人為的事故やテロによる破壊、そして戦争になったら真っ先に攻撃されるのが原子力発電所です。しかも毎日、原子力発電所から放射能廃棄物が生産され、それを回収し処理することがまだ技術的に未完全の状態ですから、その廃棄物も人類にとって大いなる脅威なのです。かつてのPCBやダイオキシン、アスベスト等とは比較にならない問題です。ですから原子力に変わるエネルギーを他に探さなければならないのです。

○すると博士は原子力エネルギーの代わりに何が良いと思いますか。
●現状では安全で、しかも空気を汚さない天然ガス発電がベストです。環境先進国ドイツではチェルノブイリ原子力事故の後、原子力発電の建設をストップしました。代替エネルギーとして天然ガスが選ばれました。ガスは石油や石炭と違って環境にクリーンですからね。

○となると、これからは安全で地球の環境にもやさしい天然ガスを使って発電するのがベストということですね。
●そうです。それが私のチェルノブイリでの結論です。 


              
五井野 正 (ごいの ただし) 科学者・芸術家
ウィッピー総合研究所 所長 / ロシア国立芸術アカデミー名誉正会員
スペイン王立薬学アカデミー会員 / アルメニア国立科学アカデミー会員
フランス芸術文化勲章受章
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