五井野博士に独占インタビュー
聞き手……あおぽ編集長 石塚由紀子
対談相手…ウイッピー総合研究所所長 五井野 正(雅号歌川正国)
Q>
先生は中学生の時はまだ天才ではなく秀才で、天才は高校2年の夏、大病をしてからだとお話ししてくれましたね。その肝心な部分の話を私だけでなく、是非とも秋田県民の方にお話して頂きたいと思います。
その高校2年の時の九死に一生を得た程の大病というのは、どんな病気だったんですか。
A>
病名は肺しつじゅんという事らしいですが、要は肺に穴があいてしまったんです。
Q>
え!肺に穴があいた。どうしてですか。
A>
実は高校の化学クラブで塩素ガスの製造をしていた。普通は試験管とか、小さな三角フラスコにガラス管を繋げて実験するのでしょうけれど、私は合成樹脂、つまりプラスチックを作ろうとしたのか、それとも別な何かを作ろうとしたのか忘れましたが、ともかく私用の大きな三角フラスコで製造していたのです。
そして、ふたを開けたときにその多量の塩素ガスを、どういう訳か大きく吸い込んでしまった。
それから家に帰って熱が出て、親がどうしても医者に行けとしつこく言う。
だけど私は中学3年の時の弁論大会でも述べた様に、薬は危険だと言っていたから医者は信用していなかった。
だから行かないで寝ていたら、次の日になっても熱は下がらない、母親は無理矢理私を医者の所に連れていった。そして注射を打たれて、そしたら今度は熱が39度まで上がって、熱は全く下がらない。ほら見ろ、変な薬なんか打つからかえって熱が上がって、ひどくなったじゃないかと母親に怒って、それからは自分で治すことにした。そして、4〜5日後に41.6度の熱になってしまった。
高校の化学クラブで多量の塩素ガスを吸い込み肺あいた穴を自力で治した
Q>
それでどうなりましたか。
A>
その時は誰も看病する人がいなくてね。ともかく汗がダラダラで、下着がびっしょり。それで、自分で下着を替えて、布団も引き直したんです。それまでね、体温計で38度から39度位だと思うんだけど、5日間くらいはそんな状態が続いた。
しかし、41.6度の時はさすがに私も死ぬかもしれないと思いましたから、自問自答して自分の力で何とか治すと、ものすごい精神力を出した。それで峠を越えて、熱が下がって母親が帰ってきた頃には、もう39度くらいにはなっていたと思います。多分、次の日か2日後あたりには熱が下がって学校に行ったと思います。そして、レントゲンの検査があって、それで肺に穴が空いているから川崎の大きな病院で精密検査をすると言われたのです。そして、2〜3日後たってから、学校の保健医と一緒に川崎駅まで行きました。 私は肺の穴は自分の力で治すと保健医に言っていたから、精密検査の結果、肺に穴が空いた形跡が残っているが塞がれて完治していますよと言われた時はやったと思いましたし、保健医は信じられないという感じでしたね。
Q>
すごいですね。信じられない話ですけど、どうしてなのですか。
A>
やはり、自然治癒力です。人間だけでなく動物には自分で治す自己治癒力があるのです。そして面白いことに身体が治っただけでなく、考え方も性格も変わったことです。九死に一生を得た人というのは、もう小さな事でくよくよしなくなります。そして、捕らわれもなくなって気持ちも考え方も大らかになります。
Q>
運命的な病気だったのですね。
A>
そうです。運命を感じました。それからは化学は所詮化学に過ぎないと感じましたね。今の薬は石炭や石油からの化学合成で作っているのが大半です。だから今の薬はガンや成人病は治せません。当時、ガンはウイルスによって起きると信じられていました。ウイルス説を発表した人はノーベル賞を取りました。でも、今はそれが誤りで、ガンは遺伝子の変異によって出来ると考え方が変わりました。 でも原因がわかってもガンは治せません。抗ガン剤は言ってみれば石油の物質に塩素や同族のフッ素を化合して出来た毒ガスの延長戦にある薬が大半ですから、ガンを殺せても人間も殺してしまうのです。
私は高校の時、ガンを治す薬を作ると同級生に宣言しました。所詮化学ではだめだと、化学を一番知っている私がそう考えたから、化学者にはガンの薬は絶対に出来ないと。
Q>
では何から作るのですか?
A>
それは自然薬、つまり漢方であって、抗生物質の様にカビからつくる薬もだめだと。つまりコレステロールを下げるのはカビから作った薬なんです。この薬は肝臓でコレステロールを作る機能を壊してコレステロール値を下げるだけなんですよ。ですからコレステロールが下がっても、それは肝臓を壊しただけの事ですから、いづれ身体は肝不全とか様々な病気を引き起こします。
Q>
え、こわいですね。でも先生の薬はそうじゃないでしょ。
A>
もちろん、身体全体の機能を治してからコレステロール値を下げるのです。コレステロール値が上がるのは身体の機能が弱っていたり、どこかのバランスが崩れているからです。しかも私のGP(五井野プロシジャー)は同時にガンや糖尿病などの病気も副作用なしで治してしまうのです。
Q>
凄い!!
A>
凄いでしょう!しかも1ヶ月で、合成薬よりも効果が出るのです。夢の万能薬です。でも薬として認可を取らなければならないので、今デンマークで人間の臨床試験を丁度終えたところです。
ニューヨークの医学シンポジウムでGP(五井野プロシジャー)を発表
Q>
日本人の為にも、早く日本で薬の認可がとれると良いですね。それに先生が発明したGPはガンにも効くという事で旧ソ連邦では新聞、テレビで大騒ぎになるほどすごい効果があって、ロシアでガンの薬として特許も取っているでしょう。ヨーロッパでもデンマークの中央薬事審議会で薬として認可されていると伺っていますが。
A>
はい、そうです。1999年の12月にデンマークの中央薬事審議会で、治験薬として登録されています。2000年度からデンマークの中央病院で臨床試験を行って、大変な治療効果のデータが出ましたので、2001年9月10日にニューヨークの医学シンポジウムで私の開発した薬、GPと正式に呼ばれて、発表されました。
Q>
2001年9月10日ニューヨークというと、あの9.11のテロの時ですよね。大丈夫でしたか?
A>
すぐ近くではなかったので大丈夫でしたが、遠くの方に煙が出ていましたね。
テロよりも、やはり暴動が怖かったですね。町の商店街はみんなシャッターを閉めていましたし、飛行場は全て閉鎖されましたしね。どうなるのだろうかと、帰れなくなる方が心配しましたね。
Q>
大変な医学シンポジウムでしたね!(笑)
A>
はいはい、そうです。でも丁度、前日にGPの発表が終わりましたから、しかもその夜は幸運にもマイケル・ジャクソンのコンサートがあることがわかり、特別に切符を手に入れたので、喜んで見に行きました。
丁度マイケル・ジャクソンの後列に座れたので、これも幸運でした。その隣には、エリザベス・テーラーがいました。
Q>
え!あの有名な女優ですか。
A>
そうです。彼女はマイケルの大ファンなんです。マイケルもエリザベス・テーラーに捧げるという形の歌も作っているくらいですから。
Q>
今こうして夢中で聞いて、本当は芸術の話を聞こうと思ったのですが、いつの間にか医学、そして音楽にまで広がってしまってどうしましょう。
A>
大丈夫ですよ、何回も連載すればいいじゃない。(笑)私は昔、音楽もやっていてフィリップスレコード会社からLPレコードを出しましたから、音楽もオーケーですよ。(笑)
Q>
踊りもすごい上手ですよね。
A>
イヤイヤ(笑)マイケル・ジャクソンにはかなわないですよ。 昔はヨーロッパのディスコで踊るとみんな踊りを止めて、私の踊りを見るくらいですから。
Q>
プロの踊り手も驚いたという噂をよく聞きますが。
私は一度ウクライナのテレビドキュメンタリーで先生がプロの踊り子さんの踊っているところに飛び入りで入って、踊ったのを見ていますが、あのテレビ番組のビデオを見たときには本当に驚きました。
A>
あれは余興ですから、たいしたことはない。まあ、踊りの話はいいとして、話はなんだっけ(笑) そうそう。9.11の話からマイケル・ジャクソンの話に飛んで横道に逸れたんですね。GPの話をしていたんですね。コレステロールの薬は、薬の中でも一番需要が大きくて世界で毎年6兆円の需要があるのです。
Q>
え!6兆円ですか。
A>
そうです。ガンの薬の方が重要の様に見えますが、製薬会社にとってコレステロールや糖尿病の薬の方が市場が大きいのです。
SARSの問題でドイツのSARS対策シンポジウムに招待される
Q>
昨年はどうでしたか。
A>
昨年の6月にイタリアのフィレンツェの医学シンポジウムで発表したところ、免疫学会では世界で最も権威のあるドイツのマックスプランク研究所のカウフマン所長がデータに驚いて、GPの共同研究を行いたいという話がでました。そこでベンジャミン・フランクリン大学病院の細胞免疫学研究所のハーン所長と共々に協力提携することにしました。
Q>
具体的にはどんな共同提携をしましたか。
A>
私の提案で、昨年の11月30日にドイツとロシアが中心になってドイツのベルリン大学のベンジャミン・フランクリン医学センターで対生物兵器テロ国際シンポジウムがNATOやアメリカのペンタゴンも協力して開かれました。
対生物兵器の最終的治療方法は、結局、免疫力に頼るしかないので、私のGPが最も最善な対抗薬となる訳です。
そして今はSARSの問題で、ドイツのトップの医学界から5月21日のSARS対策シンポジウムに招待されて、これから行って来る訳です。
Q>
凄いですね。世界のトップの研究をされているのですね。
A>
というか、ガンやエイズ、SARS等は免疫の問題なので東洋医学の方が優れているのです。SARSの場合、自然の細菌でなく、どうも合成の細菌のようです。つまり生物兵器用として作られた菌のようです。
Q>
すると、その対応策は大丈夫なんですか。
A>
普通は生物兵器をつくると同時にワクチンを開発しているはずなんですが、中国でどんどん感染が広がっているところを見ると、あれは中国が開発した生物兵器ではありませんね。だから、どこかの国の生物テロとも考えられます。いづれにしても、私のGPはロシアで臨床試験の時、皮膚感染のエイズも治ったことが証明されていますので、SARSにも有効だと思います。ですから、ドイツに行って来る訳です。
Q>
ではドイツでの成果を楽しみに待っています。帰国したら是非ともあおぽで取材させて下さい。先生、お願いします。
A>
いいですよ。秋田県民のためなら。