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五井野正博士の世界

チェルノブイリ事故から20年(1)

チェルノブイリ今の姿は!!

 丁度今から20年前の1986年4月26日、人類史上に残る悲劇は起こった。ウクライナ(旧ソ連)キエフ州北部にあるプリピャチ市のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた火災爆発事故である。
 事故の原因はまだはっきりしていない。判っているのは炉心の温度が急激に上がって水蒸気が爆発。炉の蓋も建物の一部も吹き飛んで炉心がむき出しになったことだ。高熱で炉心の制御棒である黒鉛が燃えて9日間以上も燃え続けた。
 チェルノブイリ原発事故の7年前の1979年にも米国ペンシルベニア州スリーマイル・アイランドにおいても原子炉の炉心溶融事故が起きたが放出された放射線量は250万キュリーで今回のチェルノブイリ事故では約3億キュリーと100倍以上の量が計算された。被害者の数も放射線の汚染区域の範囲もはるかに大きく人類史上最大の原発事故となった。
 特に放射線セシウム137は半減期が30年と長く、人類にとって大きな影響があるが、大気圏内に放出された量は430万キュリー以上でこれは広島型原爆で発生した放射線量の実に1500倍以上にも相当する。
 8000キロメートル離れた日本をはじめ北半球全体で放射能が検出されるなどチェルノブイリ原子力事故は世界的規模の放射能汚染をもたらした。
 96年のIAEAとWHOが出した報告ではこの事故で死亡した人数は9000人と報告された。しかし実際には放射能障害などによる二次的死亡者は何万人とも何十万人とも言われている。
 事故現場となった4号炉はコンクリートで固められたがヒビ割れが深刻化しており1997年にウクライナ政府は西側諸国と改修に合意。しかし資金難などから早期の解決は困難とされていたが、2005年5月の国際会議で総額約11億ドルの支援金が決まった。日本は5パーセントに当たる約65億円を分担する。2009年に完成する予定の新シェルターは鉄骨製で高さが100メートルのドーム型になる。
 4号炉以外の3つの原子炉は閉鎖されたが、3号炉だけは2000年12月まで稼動していた。だが発電所が閉鎖されても事故による後遺症はあまりにも重く拭いきれないものとなっている。そのうち一番に挙げられる後遺症の一つは放射能による人体への影響である。
 それは一番先に子供たちの白血病や甲状腺癌等に現われた。そして次に今もなお残る放射線の影響のため500もの市町村が消滅して無人化したことだ。


チェルノブイリ原発4号炉に向けて出発

 チェルノブイリ原発はウクライナ共和国の首都キエフの北方130キロメートルに位置し、車で約3時間の所にある。
 今年3月19日国際ジャーナリストで、しかもあおぽでおなじみのゴッホの日本文字解読者である五井野正名誉教授(ウクライナ国立ポルタワ工科大学名誉教授・ウクライナ国立芸術アカデミー名誉教授)を団長として週刊現代記者とその専属カメラマン、それとウイッピータイムス編集長とアートメディア委託TVカメラマン、さらにロシアからはタス通信副編集長、そしてアルメニアからはロシア自然科学アカデミーアルメニア支部総裁であるメリック博士、そして現地ウクライナからはチェルノブイリ原発専門の通訳が加わって4カ国の総勢8人で結成されたチェルノブイリ原発事故国際調査取材班がウクライナ国のチェルノブイリ原発4号炉へと向かった。
 先ずチェルノブイリに向かう途中30キロ圏内の検問がある。 ここからは許可証なしでは入れない。と言うのも、この30キロ圏内はいまだに残留放射能の影響で人が住めない地域だからである。
 許可証を見せて30キロ圏内に入り車を走らせていると、道路の両サイドには無人の建物が次々と見えてくる。そして原発から18キロメートルの所にチェルノブイリの町はあった。
 無人の町かと一瞬思ったが、人々の歩く姿が眼に映る。ここからチェルノブイリ原発に仕事に向かう人たちや規則を破って町に戻った人たちの姿だ。
 ここで立ち入り禁止区域内管理事務所所長を乗せていよいよ目的のチェルノブイリ原発に向かう。途中、放射能測定器は20マイクロシーベルトのレンジを上下する。

ゴーストタウンのプリピャチ市

 チェルノブイリ原発から約2キロメートルのところにプリピャチ市がある。かつて原発に勤務していた人たちがこの町に住んでいたが、事故の翌日にバス1000台で強制的に集団疎開させられた。今は無人の廃墟のゴーストタウンとなった。ここにも検問所があり、中に入ると無人のアパートやホテル、そして遊園地が雪の中に時を過ごしていた。


              
五井野 正 (ごいの ただし) 科学者・芸術家
ウィッピー総合研究所 所長 / ロシア国立芸術アカデミー名誉正会員
スペイン王立薬学アカデミー会員 / アルメニア国立科学アカデミー会員
フランス芸術文化勲章受章
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