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五井野正博士の世界

原発による環境及び人的影響B

『今だに放射性物質が出続けている福島第一原発』

廃炉となった原子炉、使用済み核燃料の処分等問題が山積

(前号より)
 福島原発の原子炉は全て廃炉と決まったが、火力発電やビルの解体と違って放射線の問題がある為に、日本では技術的に未知数の分野となっている。例えば、うまく冷却装置が稼動したとしても、内部の放射線量が安定するまで冷却するのに3年から5年はかかる。その間、原子炉には強い放射線がある為、現場近くに近寄るのは困難だが、ひたすら冷却水をポンプで巡回させて管理しなければならない。しかも、1号機や3号機の建屋は爆発で骨組みだけになっているので、冷却期間中もずっと放射性物質は大気中に放出し続ける。
 さらに、原発を10年ほど放置した後、解体作業に入るが大量の放射線を浴びた原子炉全体が放射性物質の塊のようになっているから作業する人の被爆は避けられない。解体にロボットを使うにしてもまだ実用化に至っていない。仮に、解体できても放射能まみれの廃材をどう処分するかという問題が依然として残る。
 それゆえ、結局はチェルノブイリの様に石棺して原子炉をコンクリートで埋めてしまうしか方法がないだろう。コンクリートで封印し、原発の周囲は半永久的に立ち入り禁止区域になる。
 さらに、使用済みの核燃料の処分も大変な問題である。青森県六ヶ所村の再処理工場で100年ほど保管した後にどこか地中深く埋める計画の様だが、埋める場所はまだ決まっていない。放射能ゴミと化した高レベル放射性廃棄物の中には、プルトニウムの様に半減期が数万年という放射性物質があるので、冷却に数十年、その後も数万年の安全管理が必要になる。今の原子炉事故の惨状と対応のお粗末さを見ればいったい誰が責任を取って安全管理が出来ると言うのか。
 それゆえ、本来なら廃炉はメンテナンスを担当していた大手電気メーカーが機器の処理に当たり、構造物の解体はゼネコンが行うという事になるが、あるメーカーは廃炉に関する様々なトラブルや処理技術は世界中から最先端のコンサルタント会社を選んで協力を得て作業を進めるしかないと語っている。
 この点に関して、EUの顧問であり、チェルノブイリ原子炉の遮蔽ドーム建設のリーダーであったモルタワ氏とは、浜岡原発の危険性を一緒に考えるなど親友的な協力関係であったが、そこで危険な原子炉を安全に解体する方法や、処理方法などをともに日本政府に以前から提言するなど、第一線でボランティア活動してきた私の経験や情報を政府やマスコミは日本国民の為に生かす必要があるのではないだろうか。

現地体験レポート「放射線によって身体に影響が?」
『ウイッピータイムス20号(2006年5月27日発行)より』

事故現場の前にたたずむ五井野氏 2006年3月19日早朝、五井野正名誉教授(ウクライナ国立ポルタワ工科大学名誉教授・ウクライナ国立芸術アカデミー名誉教授)を団長とし、週刊現代記者と、ウイッピータイムス編集長、委託TVカメラマン、さらに海外の原発専門家を交えた国際調査取材班は事故現場であるチェルノブイリ原子力発電所4号炉へと向かった。
 キエフから北へ約百三十キロ、片道約三時間のバスの旅となった。
 事故現場に隣に位置する原子力管理センターに到着すると日本から同行した週刊誌の取材班とTVカメラマンはバスを降り、四号炉内部へと取材に向かった。
 五井野教授とロシア・タス通信記者、メリック博士、そして私(ウィッピータイムス編集長)は一旦現場を離れ禁止区域管理所に戻った。
 その時である。頭のこめかみがズキンと痛んだ。「あれ?」と思ったが、「気のせいか」としばらくほっておくと今度は左後頭部にいやな痛みが走った。
 このことを他の人に告げると「実は私も頭が痛い」と全員から返事が返って来た。放射能の影響なのか?管理所の男性がいうのは、その付近で平均一時間当たり1・2から1・3マイクロシーベルトだという。
 だが四号炉の石棺周辺を撮影中は一時間当り29マイクロシーベルトを記録していたのだ!
 その後、チェルノブイリ原発からの帰り道にはメリック博士の顔が赤くなり、タス通信記者も帽子の痕が額に赤く線上に残ってしまった。また、その日の夜には五井野教授の足の血管が浮いて歩くのも痛いという。私も手の指が浮腫んで指輪が入らなくなってしまった。
 この他に自分に関し気になる点は、帰国後に生理周期が乱れ、さらに二週間近く頭がボーッとして現実感がなく、一時期ひどいときには二、三秒前に聞いた話が思い出せず、メモするしか方法がなくなったことだ。いわゆる記憶障害のような状態である。
 また4月中旬に喉首周辺が腫れ、手でそっと触るだけでも痛みを感じるので怖くなりGOPを一日に何回も飲用したら、翌日には痛みもひき翌々日には腫れもひいた。
 念のため血液検査をしたが、特に異常は見られなかったので、とりあえずは安心している。【あおぽ注・今、福島原発30キロ圏内はこの体験記録よりも数値の高い所が多い。政府は直ちに人体に影響を及ぼすものではない、と言っているが、そういう場合ではないのではないか】
 五井野教授を団長とした4号炉のこの時の取材内容は、テレビでは2006年4月24日TBS系列「筑紫哲也NEWS23」で放送された。
 番組内では五井野教授はチェルノブイリの子供たちの救済活動をロシア側に評価された人物で、彼によって今回の取材は実現できたと紹介された。
 また週刊現代2006年5月6・13合併号でもカラーグラビアも含めた15ページという特集記事でチェルノブイリ原発4号炉取材内容が掲載され話題となった。

ウクライナ臨時災害担当副大臣と語る

 3月18日、五井野教授率いるチェルノブイリ原発事故国際調査取材班はウクライナ臨時災害担当副大臣であるV・コロシャ氏と会談した。
 まずコロシャ副大臣は当時チェルノブイリ事故で受けた被害者は原発で働いていた人と一般人合わせて350万人だったと述べ、現在は250万人に減ったという。
 それは人々が二十年経ち、病気や老衰、事故などを含め死亡したことと、当時甲状腺癌だった子供が治って他に何の損傷なく大人になったため数から外されたためだという。だが減少した百万人のうち、一万人くらいはチェルノブイリ事故の影響による病気で亡くなっているとのことだ。

ウクライナ国会議員が語る
事故から20年経って元気な若者が突然ガンで死亡、
女性は早産が増えている

ペトロフ国会議員 3月20日、物理学者で国会議員でもあるO・ペトロフ氏も平成9年の歌川派浮世絵展に足を運び、キエフでの五井野教授の文化交流、救済活動を知る一人である。会談中ペトロフ氏は
「現在女性たちが妊娠しても早産してしまうケースが増えてきている。事故から20年経過し、あの時子供だった人は成人しているが彼らの身体に今も異常が見られる。
 たとえば最近18歳の青年は非常に優れていて模型飛行機の全世界チャンピオンだったが急に骨のガンになり、治療の甲斐もなく1年後に死んでしまった。彼らのような若い世代に放射能の影響が出てきているのが心配である。
私は西洋の医学では治療に限界があるのではないかと考えている。東洋の漢方がよいのではないかと思います」と述べた。

(次号へ続く)

              
五井野 正 (ごいの ただし) 科学者・芸術家
ウィッピー総合研究所 所長 / ロシア国立芸術アカデミー名誉正会員
スペイン王立薬学アカデミー会員 / アルメニア国立科学アカデミー会員
フランス芸術文化勲章受章
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