ちょっとしたブレイクタイムM
複合生命体の太陽系惑星B
前号はパロマー天文台のヘール氏の話を中心として天体望遠鏡による火星の姿を“何でも博士”(五井野正博士)から色々と聞きました。でも皆さんは火星の姿がなんであろうと、もう結論を知っていると思っていますよね。
つまり、火星は砂漠みたいで、生物はいないと。だから、結論がわかっているから過去の歴史を聞いても興味が湧いてこないと思っていらっしゃるのではないですか?でも違うのです。違うから“何でも博士”との対談の意味があるのです。
原発事故やCO2の問題と同じように政府やこの世界の支配者達は事実と違う事を述べたり、事実を隠していると思いませんか?
そうなんです。NASAの宇宙観測は“何でも博士”が前にも述べてくれたように、今の科学の知識と違っている場合の情報は隠蔽すると定めています。だから、支配者達には事実を流し、一般人には嘘を流しているのと言えるのでしょう。そこで、あおぽでは真実の月と火星の姿を読者にお知らせしたいと思います。
・何でも博士、ズバリ火星には生物がいますか?
「あなたも宇宙飛行士の幹部から火星には水も空気も生物もあると12年前にガガーリン宇宙センターで聞きましたね。それはロシアでもアメリカでも幹部たちの常識です。と言うのも、NASAは1976年に火星にバイキング1号機をわざわざ生物のいない砂漠地帯に探査機を降ろしただけで、それでも生物がいることを確認してしまいました。
そして、その時に地球と同じ青い空の火星写真(写真1)を発表し、世界中の新聞がこの写真の掲載と同時に、新聞社は火星には地球と同じような空気があるとコメントしました。これに慌てたNASAは次の日に、青は間違いでピンク色がかったオレンジ色だったと修正した(写真2)を発表したのです。」
・それは有名な話ですね。でもオレンジ色なら良くて、どうして青だとまずいのですか?
「青色の空というのは、火星の大気に酸素があるということになり、空気が太陽光の光を大きく散乱させるだけでなく、大気が濃いということになってしまうのです。そこでNASAは赤色のフィルターをかけて空の色をピンク色に近いオレンジ色にしてしまいました。
ところが、NASAはここで大きな失敗をしてしまうんですね。というのも、着陸した観測機の本体から火星の全景を取った(写真3−1)の下部に写された観測機(チャート)を拡大した(写真3−2)の色(写真4)と比較してみましょう。
方向を示す矢印の色が青からオレンジに色に変わって、緑色が茶色に変わっているでしょ。また、白綿色をしたコード線のつなぎ目の部分の色も青から赤に変わっていますね。つまり、(写真3−1)は赤色のフィルターで修正されていたことがすぐにバレてしまう幼稚な騙し方を取ったからです。
しかも、空の色を修正して青からオレンジ色に変えても、今までの天文学上の知識では、火星の大気圧は75ヘクトパスカルと言われていたので、それでは空は明る過ぎたのです。
つまり、地球は1013ヘクトパスカルですから、大気圧が75ヘクトパスカルと言うのは地球上では上空30km以上の高さにある気圧になってしまい、そこでの太陽の写真を見ると、上空の空は真っ暗で太陽は輝かずに、月の輝きに近くなっているからです。」
・ということは前にも伺いましたが、空気がないと光は伝播しないということですか?
「そうです。ここが重要な問題です。例えば、アポロが本当に月に行ったのか?行かなかったのか?と今でも騒がれていますよね。」
・そうですよ。アポロ計画と言うのは、ずいぶん昔の話ですよね。もう40年以上前の話で、それから宇宙計画はどうなっちゃったんでしょう?2020年代に人類は月を目指すと確かブッシュ元大統領が言っていましたが、本当に40年前に人類が月に行っていたのか首をかしげていますよね。
ですから、人類は月に行ってなく、月面にも降りていないという噂も本当のような気がします。一説には地球上のスタジオで録画した映像を流していたとか言われています。と言うのも、月には空気がまったくない真空状態だと言われているのに、アメリカ国旗が揺れていたとか、変ですよね。本当のところどうなんでしょう?
「そうですね、では仮に、もしアポロが月に行っていないとして、NASAがスタジオか何かで月面からの夜空の写真をねつ造するならば、夜空の星をどうするでしょう?」
・NASAは空気のない真空中では、光は伝播しないという事実を知っているから、やはり星は輝いて見えないと思って真っ暗にしたんではないでしょうか?でも、星は見えないとしても月面からの地球が見えている写真はどうなんでしょう?
「実は、地球と月の間の空間はエーテルで満たされているために、光はエーテルによって届くのです。つまり、ソ連の科学では宇宙にはエーテルが存在するという考え方で、これはガリレオ・ガリレイもそういう考え方だったんですね。
ところが、欧米ではニュートンの考え方から宇宙は真空という考え方だったのです。その後、光が波であることがわかってしまった。すると、波は媒体が無いと伝わらないから、宇宙が真空だと光は伝わらないという光子説を唱えて、取りあえずこのへりくつで強引に押し通してきたのですね。そのために今の物理学は宇宙膨張論やダークマターとか訳のわからない説がいっぱい出てきて混乱してしまったのです。」
・そうなんだ。それにしても質量がゼロという物質はあるのでしょうか?(物質という定義からはないでしょう)でもそれって今の物理学では大変な問題になりますね。
「そうですよ。しかも、アインシュタインの土台となったニュートン力学も宇宙衛星を月や火星に飛ばすときに誤っていたということをNASAもソ連も気が付いているみたいですよ。その話を次回にする予定ですから、楽しみにしていてください。」
・ハイ、楽しみにお話をこれからも聞いていきます。
「それでは、火星の話に戻りましょう。つまり、今までの天文科学の知識では火星にはほとんど大気が無いということだったのです。すると、大気が無ければ、空は真っ黒になってしまいます。それゆえ、ピンクやオレンジの色も大気が濃くあるということになってしまうし、大気がピンク色なら火星を遠くから見たら極冠の氷の色もピンク色になってしまいますね。
例えば、写真5はハップル宇宙望遠鏡で撮った2001年の火星です。
左側が6月26日の時の火星の写真で、右側は9月4日の火星の写真です。左側の火星の極冠が青色になっていますよね。これは氷というのは白というか、無色ですからそれが青に見えるのは、火星の大気が青色だということを表しているのです。
そこで、右側の写真を見てください。同じく火星の大気に暗い緑っぽい色が見えますが、実際の色を考えれば、黄緑色をしていると思いますし、茶色も黄色がかってくると思いますね。
ところで、ヨーロッパも火星衛星を打ち上げたので、NASAは隠しきれずに再び空の色を青色に直しました。だから、最近の火星の空の色は薄青になっているでしょう。」
・そうですね。すると、先ほど述べてくれた火星の写真5ですが、ここに写っている茶色の砂漠地帯も青色を除いたら本当はどんな色になっているのでしょう?また、暗緑の色は何でしょう?
「そうですね、NASAがひた隠す『火星の謎』(写真6)が学研から出版されていますが、その表紙の緑の極冠や運河は印象的ですね。その本の中にタルシス三山と太陽系最大と言われているマリネリス峡谷が写真7の右側に青く写っています。
雲の色が白色ですから写真5のオレンジ色の砂漠は丁度この写真のように黄色がかっていると思います。青の部分は水の色か植物か何かの色ではないでしょうか?
写真5の暗緑の色なんかは例えば、写真8の植物群のようですし、写真9は河の一部ですが、それらが暗緑になっている可能性があります。という訳で火星にはまだまだ驚くような写真がいっぱい撮られているのです。」
(つづく)