ちょっとしたブレイクタイムO
複合生命体の太陽系惑星D
前回、UFOと呼ばれた飛行物体についてのお話を交えて掲載したところ、秋田県男鹿半島入道崎付近でUFOを目撃したことがあるという市民の情報をよく聞きます。男鹿半島には木が少ない寒風山という山あり、現地では聖地としての伝説があるほどです。そこでUFOは本当に存在するのか、というお話も含めて伺っていきたいと思います。
・今年10月19日発行のあおぽVol.837号で水星にも水があるとNASAも認めたというお話を伺いましたが、先週の金曜日(11月30日)のNHKのニュースや土曜日の12月1日での各紙大手の朝刊には“水星に大量の氷”というような見出しと記事(写真1)が出て話題になっていますが、これはあおぽで述べた内容と同じですか?
「はい、同じです。“新聞”と言うからには最新のニュースのように思えますけど“新しく聞く”ではなく“遅聞”という事もありますね(笑)。要はいつもあおぽは新聞よりも記事が早いという事なんです。」
・何でも博士にそう言われると嬉しいやら責任重大の思いやらで気が引き締まります(笑)。
「水星に氷があるということは20年近く前からわかっていたことなんです。つまり、地上からの天体望遠鏡でわかっていたんですよ。その件についてはパロマー天文台のヘール氏の話などで惑星の真実の姿などを述べてきましたが、実はパロマー天文台では月や火星に知的生物が存在するような証拠写真や、また葉巻型宇宙船の写真も撮影していたんですよ。」
・え!そうなんですか。じゃあ何故発表しなかったのでしょうか?
「そうですね、私から述べるよりもダニエル・ロス著、久保田八郎訳の『UFO―宇宙からの完全な証拠』(中央アート出版社)の本の中で説明しているので概略を述べると、
・1953年以降、UFOに関する情報の背後に国家安全保障局がいた。そして今や同局が安全保障の名で月面における異星人の活動の様々な証拠に関し取り締まる事となった。
・1954年までに、月に関して大天文台が行う写真撮影または公式発表について指導基準と規則が設定された。そして人間が存在する可能性のある月、火星、金星の調査研究は、いまや国家の安全保障の問題になった。
・大天文台は商業ではないので天文台運営の莫大な費用は助成金や政府資金でまかなわれている。一学術団体が政府の財政援助を受けるならば、それは権力に屈することになる。
・たとえば世界最大望遠鏡の基地であるパロマー天文台の建造物は三種類のロックフェラー関係団体によって資金が提供された。あとの開発と運営はアメリカ科学財団とNASAによって資金が出ている。
・NASAは初期における多くの宇宙開発プロジェクトのためにパロマー天文台と契約し、プロジェクト計画と探査後の研究で協力を要請した。
・このプロジェクトは共同開発のため、NASAが公表する業績に対抗するような天文台側の公式発表はありえなかった。
と、いうことなんです。」
・そうすると“水”が発見されるということは生物がいる可能性だけでなく、もっと重要なことがあるということなのですか?
「そうです。月や火星にも“水”があるということを前にあおぽで述べましたよね。水があるということは空気があるということにもなりますね。ところが、ニュートンの重力理論では月の重力は地球の6分の1という計算です。その重力では空気は脱出速度を超えて宇宙へ逃げて行ってしまうので、月はほぼ真空に近いと教科書で教えています。
そうすると、月に水や空気があるということは、ニュートンの重力理論が間違っているという事に繋がり、それはNASAの設立主旨から考えると、科学力の混乱を招くためにどうしてもその真実を隠さなければならないということなんです。」
・とすると、何故、最近になってNASAは月や火星、金星や水星に水があることを認めたのですか?
「認めたと言っても、もう半世紀以上経っているんですよ。アメリカでは1966年に情報公開法が成立して、時間が経ったら秘密情報を公開しなければいけないのと、アメリカ以外の国々が火星や月に宇宙衛星を送って事実が明らかにされてしまうために、その前に事実を発表してしまうということなんです。
それに、インターネットの時代に入って前みたいに情報を隠しきれないことなどからNASAは信頼を改善するためにある程度、情報を公開していると言えるでしょう。
でも、火星や月に水や空気があるからと言って、すぐにニュートンの重力理論が間違っていると気付く程、今の科学者や学者たちは、それほど優秀とは言えないでしょう。現実に万有引力を発見したニュートンの法則が生まれた時代ってどういう時代だかわかりますか?」
・そう質問されるといつの時代だか良くわかりません。近代の人だと思いますが・・・
「みなさんそう思っていらっしゃるでしょうね。実は、私たちが高校時代の物理学で学ぶニュートンの万有引力と言うのは今から325年前の1687年の時にニュートンの『プリンピキア』という本で述べられたものなんです。すなわち、引力とは2つの物体の質量に比例して距離に反比例するという単純な法則ですね。
その時代はガリレオ・ガリレイが地動説を唱え、アリストテレスの天動説という宇宙観が力を失っていく時代です。つまり、ガリレオ・ガリレイが死んだ後にすぐニュートンが生まれてくるのです。」
・なーんだ、ニュートンという人はそんな古い時代の人なんですか。
「そうですよ。ですから、その時代では電気力も磁力も知られていないし、もちろん原子核も素粒子も知られていない。例えば、今日では重力の他に電磁力、強い力、弱い力という4つの力の存在がわかっていますが、この中でも電磁力という力を皆さん方が一番理解できる力だと思います。」
・と言いますと?
「磁力の力や静電気が起きたりして、紙とかゴミなどが吸い付く力なども電磁力の力ですよ。特に静電気の力なんかはゴミを振り払ってもくっついてくるでしょう。だから重力の力よりも全然大きいんですよ。重力とどのくらい力の大きさが違うと思いますか?」
・重力よりは大きいと思いますが10倍くらいですか?
「まぁ、その位だと思うでしょうね。実は10の36乗倍です。つまり、1兆倍が10の12乗ですから1兆倍の1兆倍の1兆倍です。」
・え!・・・・・・
「もうわかんない数字でしょう。例えば1兆倍という大きさは、地球の直径を約13,000kmとすると、1兆分の1というのは約0.013mmになります。だからその0.013mmの1兆分の1のまた、その1兆分の1というとほとんど無いに等しいでしょう。ですから、重力と言うのは実は存在しないのです。あるのは大気圧の力なんですよ。つまり、ニュートンの時代というのは、ちきゅうの大気の事もよく知らないどころか、飛行機も気球も宇宙に出たこともない時代なんです。
さらに言うと、天体観測も小学生の低学年が使うような倍率の低い小さな望遠鏡で宇宙を観測していた時代ですよ。ロケットが月や火星に飛び、逆に月や火星から飛行物体が飛来してくる時代から見れば、もはや中世の人の考え方として改め直さなければならないのです。
つまり、UFOの飛び方が反重力、もしくはニュートン学力を否定した飛び方をしますよね。だから逆に言えば、地球から脱出するということはニュートン学力から脱出するという事と同じことなのです。では何故、今だにニュートン学力を高校や大学の教科書で教わっている理由を次号で教えましょう。
(つづく)