五井野博士×あおぽ編集長 特別対談
秋田市民のための災害対策を語る五井野正博士
あおぽ読者待望の五井野正博士の講演会が8月18日(日)秋田キャッスルホテル4階放光の間で午後1時から開催され、会場には九州から北海道まで幅広い地域から700名以上が集まった。
・お疲れ様でした。おかげさまで700名以上の超満員でした。
「良かったね。これだけの人が集まるのもあおぽが一生懸命努力してくれた結果だね。それに会場も豪華で設備も良かったせいか雰囲気も非常に良くて話しやすかった。」
・あっという間の講演会でした。時間が少し足りなかったかもしれません。それでも、講演会で2時間以上も、それも、ほとんどの人が帰らないで話を熱心に聞いていたというのは本当にすごいことだと思いました。
「そうですか。秋田市民は優秀だ。私も楽しく話せましたしね。しかし、話も佳境に入ってきてこれからがいよいよ本番の話に入るぞと思っていたら、あっという間に時間が過ぎて、残り10分というプラカードが私の前に知らせに来ましたね。私はエッ!と驚いて焦って重要なことを次々と説明していきましたけど、もうちょっと時間があればと思いましたね。」
・でも先生、延長した講演の時間が20分もありましたよ。
「でも、やはり、最低でも講演時間は2時間以上は必要だね。雰囲気が良かったからもっと話をしたかった。と言うのも、電離層が破壊されている状態の中で太陽フレアの活動が9月頃から地球面に対して活発になる恐れがあるので、身近な危機として話をしておきたかったし、福島原発事故の海洋汚染の現状ももっと詳しく述べておきたかった。」
・この対談でも言えますからおっしゃって頂けませんか?
「うーん、講演の方が話しやすいのだけど、と言うのも、話やスライドよりもシュミレーション・ビデオの方を見てくれた方が実感しやすいと思うからね。それに、今回の雰囲気が前よりも非常に良かったので講演が終わってからも、またすぐに秋田で講演をしたくなった位だからね。
だから、もし事態が日本や秋田市にとって非常に危険になるようだったら、あおぽが秋田市民のために早急に講演会を開いてくれれば私はすぐに行きたいと思っていますよ。」
・うれしい!是非とも秋田市民のためにお願いします。
「その時は急だから今回みたいにそんな人を集めないで100人や200人でもOKだよ。懇談会方式でみんなで対策を考えられたらもっといいと思う。それに、県会議員や市会議員さんもたくさん秋田にはいるようだから県民や市民のためにイザという時の対策を秋田市民も交えて考え合ったら楽しいし、この企画は面白いと思う。」
・先生、今回の対談は講演会で述べられなかったことをここでさらにお聞きしようと思ったのですが、富士山が噴火しそうになったり、原発事故が悪化しそうだったり、あるいは太陽光が異常になったりしたら先生が言うように少人数でも秋田市民のために講演会を開いてお話をして頂いた方が良いみたいですね。
「そう、秋田市民のための具体的な対策が秋田市民や議員さんたちと一緒にできるからその方が現実的で役に立つと思う。もちろん、災害は起きない方が良いと思うが、災害を想定しないということは福島原発の事故のようにイザという時の対策が何も出来ていないということになるのでかえって大きな事故に繋がってしまうしね。
だから、少しでも災害が起きるという可能性があったら、やはり、今から対策をしていた方がいいと思う。それに、災害に対する予備知識も今から勉強していた方がいいと思う。」
・そうです。先生やりましょう。私の知っている県会議員や市会議員さんも市民のためにやりたがっているし、あおぽも一生懸命協力したいです。
「そうですか。それだったら、秋田市民にとってどういう災害が考えられるか、次に秋田市民にとってその場合何が必要か?そして、秋田市民にとってどういう対策が必要か?などを秋田市民と一緒に考えてみましょう。今から行動してもいいですよ。それには今からあおぽで市民たちにも考えてもらうために意見を呼びかけたらどうでしょう?」
・それはいいアイデアです。早速呼びかけましょう。