五井野博士×あおぽ編集長 特別対談
瀕死のメリック博士を救ったGOPと特定秘密保護法案
・前回はメリック博士の話とGOP(自然薬)について色々なエピソードを話してもらいました。
ところで、先生は瀕死のメリック博士を助けにアルメニア共和国まで行ってメリック博士を奇跡的に病状を回復させたことがロシアの新聞”プラウダ“(写真1)やアルメニアの新聞に大きく掲載されましたね。
「そうです。その時に私の良き理解者で協力者であった故サーキシャン博士の肖像画を描いてアルメニアまで持って行ったので、その絵と共にメリック博士の家のソファーでリラックスしている私が写真と共に記事に納まっています。」
・サーキシャン博士は何度も日本に来ていて私も会っていますが、ソ連時代のアルメニアの首相でアルメニアが独立してからアルメニア国立科学アカデミーの総裁でしたね。
「そうです。アルメニアのヒーローですから大統領も一目置く立場の人でした。ですから、サーキシャン総裁の推薦で私はアルメニア大統領から平成7年(1995年)に日本在日アルメニア共和国の名誉領事に任命されました。
写真2はその時のアルメニア大統領と故サーキシャン科学アカデミー総裁とのパーティーの時のスナップです。」
・サーキシャン総裁とはどうして知り合いとなったのですか?
「平成6年(1994年)7月1日にアルメニア共和国で「ゴッホが愛した浮世絵と歌川正国(五井野正氏の画号)絵画展」を開いた時にメリック博士が展覧会に協力してくれたのですが、メリック博士はその時にアルメニア共和国の科学アカデミーの博士でしたので、その関係からサーキシャン氏は科学アカデミーの総裁の立場で私と知り合ったのです。」
・展覧会は大評判で、たった20日間の開期の間にアルメニア国立美術館にたくさんの人が押しかけ、日本の人口比率に換算すると、東京国立博物館に100万人単位の入場者が訪れた(写真3)と言われていますね。
「そう言われると大変な数に聞こえますが、人数的には5万人を超える位です。でもアルメニアの人口は300万人くらいで日本の人口の40分の1ですから、確かに5万人に40倍をかけると200万人になりますね。そうすると、平成8年に行われたラトビア国立美術館での展覧会も同じようにしてすごい数字になります。」
・すごいですね。しかも、現地では新聞やテレビで大騒ぎされてきましたね。しかも、先生はGOPの発明者として国際心臓学会でニューヨークやベルリン、イタリアなどで毎年発表してきた有名人ですから世界的なヒーローですね。
「イヤ、イヤ、まだ世界の一部です。しかも、日本にはまったく知られていません。」
・某宗教団体が日本のマスコミを牛耳っているからですね。先生のアルメニア名誉領事の問題も外務省の某宗教団体のメンバーがボスの命令で妨害してきましたね。
「そうです。その問題は今、書店で発売中の『今知らなければいけない重大な真実を語るメジャーな人々』(写真4)に詳しく掲載されています。
今回この問題を風化させないためにもメリック博士から直接ビデオでアルメニア名誉領事妨害についての評言を撮影しています。
それによるとモスクワの在ロシア日本大使館から2人の大使館員がアルメニアに行って私の名誉領事就任を妨害した事実が語られています。
しかも、そのタイミングに合わせてちょうど、その時に日本の新聞社系の週刊誌が虚偽の中傷で私のロシア国立芸術アカデミーの受賞者として紹介しながらも悪口を書いてイメージを悪くしたのですが、その週刊誌を持って大使館員がアルメニアで私をなんだか怪しい人物だと中傷したのです。
私はその週刊誌の編集長に内容証明書を出したら、取材者が勝手に書いたと責任逃れをして、さらに取材者もカメラマンのせいにしたけど結局、嘘を書いたことがばれると返事をしなくなったのです。
それで、名誉棄損で告訴するために弁護士を探すと、大手のマスコミや某宗教団体がらみは嫌がって引き受けてくれないんですよ。それ程、日本の弁護士は某宗教団体の影響を受けているし、隠れ会員が多いのですよ。」
・そんなことだと今回の特定秘密保護法案が成立したから増々、外務省はそれらの事実を秘密指定にして表に出さなくなりますね。
「そうです、外交問題は官僚の勝手で特別秘密に指定したらもう、表には出なくなります。国民の利益のためではなく、国民の不利益のためにこの法律が利用される恐れがあります。
例えば、拉致問題の横田めぐみさんが今も生きているのは日本の上の人たちやマスコミの上層部はわかっていますが、何故そのことを秘密にしたり、日本に戻せないかわかりますか?」
・そこが国民の知りたい問題です。
「私が『ザ・フナイ』(写真5)という月刊誌の2012年10月号に書きましたが、金正日氏は横田めぐみさん他拉致被害者の5人を返してもいいが、この人たちは米国や日本、韓国でのテロに関する重要な秘密を知っているので、帰国させても一切の秘密を問いたださないことを政府が保証してくれるなら拉致者を返すという条件付きの話だったからです。
つまり、日本でのテロとは”オウム“事件と関係しているでしょう。オウム事件は“サリン”で有名ですが、どういう訳か警視庁長官の殺人未遂や山梨県での多量の自動小銃の製造や暴力団との関係や麻薬製造や殺人兵器のことなどは最初にマスコミは報道したけど、その後に報道は止まってしまいましたね(ハイ)。
何故でしょう?よっぽど大きな政治力がかかったんでしょうね。だから、オウムの麻原が真実を法廷で話したら大問題になるから、あえて汚物をまき散らし、ヨダレを垂らすような精神病にしてしまったと推理したら日本を覆う大きな闇に“ゾッ”としませんか」
・つまり、真実を証言させないために麻原はおかしな精神病にされたんだ!本来の精神病患者はそんなことしませんよね。
「そうだと思いますよ。例えば、ウクライナの雑誌で麻原がロシアのモスクワ大学で講演した時の協力者たちの名前や関係者が暴かれましたが、日本のマスコミは一切報道していませんね。 その資料が日本の週刊誌記者にも流されましたが、その後に人事異動が起きてその記者はなんと編集長に格上げされました。その代わりに記事は一切出ませんでした」
・ひどい。それが日本のマスコミの実態なんだ。特定秘密保護法は外交機密や戦争のためだけでなく、そのような事実をこれからも永久に隠すためとも言えますね。だから与党は成立を急ぐんだ。
「そうかもしれません。むしろ、マスコミや政治家の紳士ぶった姿よりは、オウムと関係していたと警察に疑われた暴力団の組長の方が案外ましなのかも知れませんよ。
というのも、暴力団の組長がなんとヤクザを辞めて仏の道に入ったと自ら述べて『憚りながら』(写真6)という告発本を出していますが、この本の中でオウム事件や日本の闇の裏を少し匂わせているからです。」